7月7日は七夕。織姫と彦星が年に一度会える日ということで、帰りの会で「織姫と彦星が会えたかどうか、夜にお空を見上げてみてね。」と伝えると一斉に天井を見上げる子どもたちが可愛くて笑ってしまいました。
みんなはどんな七夕の夜を過ごしたのかな?「帰ったらそうめん食べるんだよ。」と楽しみにする子もいました。
そんな七夕に向けて2つの七夕飾りをつくりました。まずは、七夕の行事に親しみを持てるよう、七夕に関する様々なクイズに挑戦!どんな飾りをつくるかは、シルエットクイズで発表しました。
「いえーい!」「えー!」と終始大盛り上がり。友だちと目配せして「1じゃないよね。」とひそひそ相談していたり、答え合わせの瞬間は「頼む頼む…!」となぜだか命がけでクイズに参加している子もいたりと、楽しみながら七夕について知ることができました。
まずは風鈴づくりに挑戦です。「風鈴ってなあに?」と知らない子も多くいたので、本物の風鈴を部屋に飾っています。活動中や給食中に風が吹くとリンリンリンリン…と涼しげな音が鳴り、「この音涼しいー!」「風鈴さん元気だね。」と反応する子どもたち。みんなで夏を感じています。
風鈴を知って、風鈴づくりに興味を示したにじ組さん。昔ながらの張り子の技術を使って、風鈴を作ります。「風船を使ってつくるよ!」と伝えると「どういうこと?!」ととてもいい反応。「紙で作ったのに完成するとこんなにカチカチになるんだよ。」と完成形を見せるとより興味が膨らんでいました。洗濯のりを風船に塗り、新聞紙→障子紙の順に貼りつけます。
「とろとろする~。」と洗濯のりの感触を楽しんだり、「いい音が鳴るように隙間をなくさなきゃ!」と完成する姿をイメージして貼り進めたり・・・難しい作業でしたが初めての経験に夢中になって取り組んでくれました。
貼り終えたら洗濯ばさみでつるして乾かしました。毎日誰かしら「まだ乾かない?」「はやく割りたいよ~。」「風船小さくなってきたよ。」と気にかけ反応していました。ついにやってきた風船を割る日!「パン!」と割れる様子を見たくて興奮気味の子どもたち。けれど、針を刺しても鳴らない大きな音…。少ししょんぼりする子もいましたが、小さくなると音が鳴らないんだね、と新たな発見として受け入れていて、前向きの子どもたちに感心。そんなことよりもカチコチになった風鈴の頭に満足げでした!
その後は、風鈴の頭を好きな色で模様をつけ世界に一つだけの風鈴にします!「なんだか塗りにくいなあ。」「こんな形のに初めて塗った!」と苦戦しながらも、手を汚しながら楽しんでいました。まるで職人さんのように真剣な眼差しで模様をつける子どもたち。初めての経験が多い上に、じっくり時間をかけてつくりあげてきた手作り風鈴。自分で一からつくりあげた達成感が大きかったことと思います。
あとはお家の人と書いた短冊と紐を通して完成!風が吹くと、笹の葉が大きく揺れてしゃらしゃらと鳴っていたみんなの風鈴。一人ひとりこだわりが詰まった素敵な作品になりました。