年長になって早々から、年下の子のお世話を始めました。
最初はどのように関わっていったらいいのか試行錯誤している様子でした。
初めてのお世話をする機会になったのは、園庭巡り。
手を繋ぐのがぎこちなく、どのぐらいの力加減で手を握ればいいのか分からない様子や
手を繋いで歩くことに必死な様子が見られました。
手を繋いで遊具を回って歩く他にも見本として今まで練習した成果を発表し、
遊具の使い方を教えました。
保育室では、朝の支度のお手伝い。
「コップを袋から出せるかな?」と目線を合わせて優しく声を掛けている姿を見て、
思いやる気持ちが、言葉や行動に表れていて、成長を感じました。
着替えも手伝いました。
畳むことが難しい子には畳んであげたり、
後ろのシャツが出ているのを気付いてしまってあげたりしている姿は、
すっかり小さな先生です。
給食が始まり、支度をする流れを教えている所。何を出すのかやスプーンとフォークを置く位置など
一つひとつ声をかけ、やってあげながら上手にお手伝いができました。
年少さんにとっては給食の歌もまだ覚えられていませんが、年長児は2年間歌ってきた歌。
前に出てきてしっかり見本になり歌ってくれました。
最後は午後の休息介助。
つき組の子どもたちは順番が回ってくるのが待ち遠しいほど楽しみだったお手伝いです。
自分がしてもらった時を思い出して行う子。知っている子を寝かしつけたいと思う子。様々な思いを抱いて一生懸命トントンしていました。
保育室に帰ってくると「今日〇人寝かせたよ。」と嬉しそうに報告してくれる姿やその表情が、年長としての役割を務めた達成感で満たされているように見えました。
初めはぎこちない関わり方も経験を繰り返すたびに、力加減や接し方も自然に行えるようになってきました。
人の役に立つこと、また、感謝されることに喜びを感じ、さらに自分の中にも優しさが生まれたように思います。
今後も年下の子との関わる機会を作り、共に成長していきたいと思います。