動物作りの様子をお伝えします。
友だちと相談しながら活動を進めることを目標に、3~4人のグループに分かれ動物作りを行っています。
それぞれ作りたい動物を発表し、うさぎ組ではコアラ、うさぎ、ライオン、ねこを作ることになりました。
まずは、ダンボールや空き箱を用意して土台を作ります。
ここで早くも問題発生。
グループで相談するということが難しく、1人でどんどん作り始めたり、「わたしはこっちがいい。」と意見が違ったり・・・。
このような場面が動物作りのねらいで、「みんなで作るってどういうことかな?」「意見が違ったらどうしたらいいかな?」など、保育者は答えを出さず、自分たちで考えられるように導きます。
材料が決まったら今度は組み立て。
グループにガムテープが1つしかないため、「わたしも使いたい!」ともめる声が聞こえてきます。
ここでも子どもたちに問いかけてみると・・・
「順番に使う。」「わたしが切って渡す。」など、子どもなりに考えて解決することができました。
土台が完成したら、次は色塗り。
絵の具だらけになりながら、みんなで頑張って塗りました。
ライオンにたてがみを付けて・・・
完成に近づいていきます。
動物の他にも檻とお家を作ることになりました。
こちらも、友だちと協力しながら作ります。
動物作りの経験から、「ガムテープを切るね。」「ここを押さえていて。」などの会話が自然と聞かれるようになりました。
年中児にとってはとても難しい課題ですが、このような場面ひとつひとつが子どもたちにとって学びの場となるよう、見守りたいと思います。