保育室に増えていく段ボールの山を見るたび「先生まだ家作りしないの~??」と早くから家作りを楽しみにしていたほし組の子どもたち。
待ちに待った家作りの活動が始まると、まずはみんなで輪になり「どんな家にしようか?」話し合いからスタート。
「しらゆきひめのDVDで観た小人の家がいいな!」「本屋さんみたいな家!」「遊べる家がいい!」などたくさんの意見が出ましたが最終的に「ファーストフード店をイメージした家作りにしよう!!」と決まりました。
子どもたちの理想は遊ぶスペースとお店が区切られている家の設計のようですが・・・・
なかなか形にするのが難しく苦戦する子どもたち。
ですが途中で2チームに分かれて考えてみたり、まとまらない話し合いを仕切ってくれる子をリーダーに任命したりと子どもたちなりに工夫し、進める姿が見られるようになってきました。
一人ではできない部分は友だちに「手伝って!」と声を掛けたり「私、ガムテープで留める係するね!」と自分なりに役割を見つけたりと、友だちと協力し合いながら取り組み時間を忘れてしまうほど夢中になって家作りをしていました。
そして作る中で「冷蔵庫がないと困るよね!」「冷蔵庫には食べ物入れないと!」「看板とメニューもなくちゃ!」「お持ち帰り用の袋も必要だよ」と細かい小道具に気が付いて作り始めたり…
「ここをお客さんに商品を渡す場所にしよう!」「ここはお家でくつろぐスペースにしよう」「書いておいた方がわかりやすいよね」など遊びの設定を考え、みんなで伝え合い共有する姿も見られるようになりました。
今は毎日、時間を見つけては細かい小物を作ったり壁等を修正する子もいれば、家で遊んだり絵本を読んだりくつろぐ子もいてほし組癒しのスペースとなっています。
先日はたんぽぽ組とうさぎ組のお友だちを招待しました。
くつろぎモードから一転、「こっちにおいで!」「これで遊んでいいよ」等と先頭に立ちお兄さん、お姉さんモードで優しく対応する姿が見られました。自分たちで作った家を「すごいね!」「また遊びたい!」と喜んでもらえたほし組さん。また一つ、小さな自信へと繋がったのではないかなと思います。