11月・12月は「共通点探しゲーム」で遊びました。
ルールを説明します。
①フラフープの周りに、円になって座る。
②順番に質問をし、グループ全員が当てはまったらフラフープを上げて、着席する。
今回は、着席が早かったグループから順位をつけ、みんなでゲームを楽しみました。
まずは質問をする順番を決めました。この順番決めが、ゲームをスムーズに進める秘策となりました。
順番が決まったらいよいよゲームが始まります。ある子が「忍者座りで待っていれば立ちやすいね!」と提案すると一斉に座りなおす子ども達。気合が伝わりました。
いくつか約束をみんなで考えて、ゲームを始めました。
・全員が立ったことを確認してから座る。
・グループのみんなに聞こえる声で話す。
・嘘はつかない。
・友だちのことも考えながら質問を出す。
約束をみんなで確認したらゲーム開始です!
「犬が好きなひと!」
「〇〇先生が好きな人!」
「虹色が好きな人!」
ゲームを始めればどこからともなくたくさんの可愛らしい質問が飛び交いました。全員の答えが一致すればみんなで大喜び!答えが合うと、形として現れるので一斉に立てると嬉しそうでした。一方で、揃わなかったときの悔しさも大きかった様子が伝わりました。それでも、みんなの答えが一致するまで質問を出し続ける粘り強さを感じました。たとえ揃うまで時間がかかってしまっても、揃った時の喜びを強く感じていました。
揃いが早かったグループに、どんな質問で全員の答えが揃ったか尋ねました。
周りの子どもたちも「なるほど~!」と興味津々に聞いていました。自分本位ではなく、友だちを意識した質問を出している様子が伺えました。
ゲームに慣れ親しんできたところで、グループの人数を少しずつ増やしていき最後はクラス単位で行いました。「えーーー!」「うそでしょ!」とびっくりしながらもウキウキする反応を見せてくれた子どもたち。すると、一体感が見られ、より協力しようとする姿勢が見られました。
「共通点探しゲーム」を通して友だちやクラスへの理解を深めることが出来ました。ゲームでは合わせることが目的でしたが、仲の良い友だちがみんな同じ価値観ではないということや、揃わなくても色々な考えや思いがあるのは間違いではないという道徳的な指導を行い、考え方や捉え方を少し広げられたように思いました。子どもたちもゲームを通して、感じ取れたことと思います。
しゅっしゅっぽっぽ!
ゲームでつかった大縄で電車ごっこをしてクラスに戻りました。残りの園生活も、クラス・学年単位で集団遊びを通して友だちとの関わりを楽しんでいけたらと思います。