2月、3月の園内研究活動の様子をお伝えします。
年少最後のレクリエーション「かみなりおちた」と「変身!だるまさんがころんだ」です。
★「カミナリ落ちた」の遊び方
① みんなで手をつないで丸くなり、「落ちた、落ちた、何が落ちた!」と言いながら回り「た!」で座ります。
② 中央にいる(かみなりさん)が、「ほっぺが落ちた。」「りんごが落ちた。」などと言います。
③ 鬼の答えが「かみなり」以外の時は①を繰り返します。
④ 鬼の答えが「かみなりが落ちた」の時は手を放して追いかけてくる鬼から走って逃げます。
⑤ 鬼に捕まってしまった子が次の鬼になります。
「おーちた、落ちた。なーにが落ちた?」
「りんご!」
「あーよかった!」
「おーちた、落ちた。なーにが落ちた?」
「かみなり!」
ワーッとみんなで逃げ出します。
鬼にならないように必死になる子もいれば、鬼の近くに寄っていく挑戦的な子もいました。 気持ちに余裕がでてきたのかな?
また、「円になるよ。」のかけ声に対し、「手をつなごう!」とお友だちを見つけて仲良く上手に一つの円を作れるようになったことにも成長が感じられました。
★「変身!だるまさんがころんだ」の遊び方
おなじみ「だるまさんがころんだ」の「うさぎさん、かかしさん」バージョンの遊びです。
①鬼が「かかしさんがころんだ!」と言ったら、手を伸ばし片足立ちでかかしになりきります。
鬼が「うさぎさんがころんだ!」と言ったら、両手を頭の上に置いてうさぎになりきります。
②間違えて違うポーズをしてしまったり、鬼が振り向いたときに動いてしまったら負けです。
「かかしさんが、ころんだ!」
片足でかかしさんになりきれているかな?
「うさぎさんが、ころんだ!」
両耳がピンと立っているかわいいうさぎさんたち。
さて、捕まらないで鬼のところまで行けるかな?
「○○くんと、○○ちゃんが動いた!」「○○くん、ポーズが違う!」
鬼の目は厳しいです。鬼のところまであと1歩!みんな頑張れ!
この二つのレクリエーションは鬼から逃げるという単純な遊びですが、子どもたちはこのやり取りが大好きです。
レクリエーション活動を始めたばかりの1学期は、保育者がルールを説明しても、遊びが始まっても興味を示さない子もいましたが、今ではお片付け後にみんなで集まると必ず「今日は何をして遊ぶの?」「だるまさんがいい!」「しっぽとりがいい!」などと子どもたちの方から意欲的に遊びの提案をしてくれるようになりました。
また、保育者がいない場面でも自分たちだけで覚えた遊びをして楽しむ子も増えました。
少し控えめな子も、知っている遊びを楽しむ友だちのそばに行き自然と遊びの中に入っていったり、反対に「○○ちゃんも一緒に遊ぶ?」とお友だちの存在に気付いて声を掛けてくれる子もいました。
自分の好きな遊びを見つけ、一人で遊びを楽しむところからスタートした年少生活でしたが、クラス・学年一緒に遊ぶ時間を通して遊びの幅や友だちとの関わりの広げ、みんなで仲良く過ごすことができるようになりました。
年中さんに進級してもたくさんのお友だちと元気いっぱい遊ぶ姿が見れることを楽しみにしています。