7月の研究活動は、『あばれんぼうがきたぞ』という身体をつかった楽しいゲームを行いました。遊び方はとても簡単です。
「あばれんぼうがきたぞ!」「なにがきたの?」の掛け声に合わせて保育者がお題を言います。
「くまさんが来たぞ!」と言われたら、静かに寝たふりをします。
「お猿さんが来たぞ!」と言われたら、大きな木に変身です。
「サメが来たぞ!」と言われたら、泳いで逃げます。
その他にも様々な動物の名前が出てくるので、お題に合った動きをして鬼に捕まらないようにします。保育者の指示した言葉から瞬時に動きを把握して動くので、頭もよく使います。
親しみのある保育者の楽しそうな動きや言葉がけをきっかけに遊びに入ってくるようになり、全員が参加して楽しむことができました。
衝突したり転んだりしないよう、注意を払ったり加減したりできるようになってきました。
“一緒にやるって楽しい”と思う瞬間を「〇〇ちゃんと一緒にしたね。」と、保育者が言葉にすることによって顔や名前を覚えていきます。隣にいる友だちと楽しさを共有することに心を弾ませ、みんなの遊びに加わる楽しさを感じているようです。
子どもたちのそんな様子から、「自分だけでやりたい」から「友だちと一緒にしたい」に変わり始めていることが伺えます。友だちの存在が心を育てる第一歩の始まりです。
これからもレクリエーションの時間を多くとり、子ども同士だからこそ育つ思いやりの心を大切にしていきたいです。