6月下旬頃から、
『〇〇になりきって体を動かす』を年間目標に取り組んでいます。
年少児ということもあり、子どもたちにわかりやすい動物や物に例え、
イメージを持ちながら楽しく参加してもらうよう考えました。
マットは四肢運動なので、手足の力の入れ具合や運び方など簡単そうに思えても
3歳児には難しいと感じることも多かったです。
手の踏ん張りが弱いと体が潰れてしまい、前に進むことが出来なかったり
体を支えることが出来なかったりする様子が見られました。
くまになることで、前転する前の恰好を意識して膝を伸ばしたまま歩きましたが
足が踏ん張れず前転をする時も蹴る力が弱く体が前に倒れられないこともあったりしました。
また頭を入れて回ることも難しかったようで頭頂部で回ろうとする子もいました。
チャレンジカードを始める前はこのような状況でしたが、繰り返し行うことで体の使い方を覚え、学び、
保育者も安全に回れるよう援助、指導することで一人でも回れるようになってきました。
鉄棒では腕の力が要され、ただジャンプするだけではなく腕の力で鉄棒に体を引き付けるように跳ばなければ
いけません。まずはその感覚を養うため、机に腕を着いて跳びつく練習をしました。
また鉄棒では地面から足が離れてしまい、恐怖心を感じる子が多くいますがマット運動を同じ時期に行なっていた
せいか、回ることへの抵抗があまりないように感じられました。恐怖心を感じている子もいましたが、保育室や体操
教室など友だちと楽しく取り組む環境で行ったので繰り返すうちに少しずつ力まず行えるようになってきた様に感じ
ます。
チャレンジカードに取り組み始めた時は、このカードはなんだろうと思っている子も多かったように見えましたが、チャレンジカードに段々と溜まっていくシールを見て喜んだり、「今日はどんなシールかな。」と楽しみにする子も増えてきました。終業式間近では
「今日は何をするの。」と聞きにくる子も出てくるようになりました。
2学期以降も子どもたちが楽しみにしたり、取り組むことに楽しさを感じられるような研究活動にしていきたいと思います。