そして、ずっと憧れていた組体操。
「かわいいね。」「すごいね。」と年少さん、年中さんの練習風景を見ていた子どもたち。「年少さんの頃、緊張したな。」「パラバルーン懐かしいな。」と過去の自分や思い出を振り返る可愛らしい会話もありました。そんな子どもたちも、年少さん年中さんの頃こうして「かっこいいな。」「やってみたい。」と組体操に憧れを抱いていたことと思います。
1学期から少しずつ練習してきた組体操。練習が始まると嬉しくて嬉しくて「みてみて!」「できたよ!」と、できるようになった一人種目を見せてくれました。大変だった練習も、できた喜び・揃う気持ちよさを味わうことで「頑張ろう」と一人ひとりの力になったことと思います。
3人種目や6人種目は、決して一人だけの力では成り立ちません。技ごとに移動や動きが変わる為、覚えるまで沢山の練習を重ねました。「○○くんはここだよ。」「次はこうだよ。」とグループ同士、声を掛け合い助け合いながら覚えていきました。一人ひとりが感覚をつかみ動きに流れがでてくると、「タイミングに合わせよう」「素早く動こう」と目標が高まり、たちまち表情も引き締まっていきました。練習を重ねていくほどグループに一体感が生まれ、成長を感じました。
どのポジションも大切。一人ひとりが自分の役割を果たします。
練習も終盤になると、手の位置や高さ、タイミングなど細かい動きを覚えました。これまで培ってきた仲間の大切さ、協力、忍耐力、集中力を振り絞り、最後まで弱音を吐かず練習に励んでいた子どもたち。その真剣な表情、一生懸命な姿に胸が熱くなりました。
ハチマキを身に付けると気合が入り、レベルアップ!一人ひとりが全力を出し、練習に挑む姿は本当に立派でした。
技が決まり、掛け声が揃い、クラスがひとつになったとき、
「今の、気持ちよかった!」と声が。揃うと気持ちがいいね、みんなで喜びを味わった瞬間でした。
たくさんの試練を乗り越え、暑い日も雨の日も汗水流して一生懸命に取り組んできた子どもたち。その後ろ姿はたくましく立派です。
子どもたちの大きな成長と感動を届けます。当日は、沢山の拍手をよろしくお願いします。