1月から始まった家づくりの活動。その名も「レインボータワー」。にじ組にとって大事な大事な宝物です。築1か月以上が経っても、毎日飽きずに、大切に、遊び尽くしたレインボータワー。思い出いっぱいの2か月を振り返ります!
年長ならではの家づくりに大きな憧れを抱いていた子どもたちは、家づくりをずっと楽しみにしていました。まずはみんなで、自分の家にどんな部屋があるかを思い出し、その中でもどの部屋が必要かを話し合いました。にじ組は、リビング、寝る部屋、洗面所、キッチン、そしてにじ組に欠かせない“めうし”の牛小屋をつくることになりました。
「まずは家づくりの計画を立てるよ!」それだけでもワクワクしていたにじ組さん。今度は、作る部屋の担当を決めてそれぞれの部屋に必要なものを話し合いました。たくさんの「いいね!」「そうしよう!」「○○はどう?」が飛び交い、びっしり埋まった計画書。少しずつ家づくりのイメージが湧いてきて、作る日がより一層楽しみになったようです。
計画を立てた後は、いよいよお待ちかねの家づくり!家づくりの時間を“工事”、みんなを“大工さん”と名付けるだけでワクワク。お約束をよく聞いて、グループで協力してつくっていきます。たくさんの材料に目をキラキラ輝かせていました。工事開始です!
グループに一つのガムテープがみんなの武器です。「ガムテープ持ってきたよ!」「ありがとう!」、「うまく切れないなあ。」「じゃあ切るのは私が担当するね。」、とガムテープ一つにしても助け合いが見られました。
友だちが貼ろうとしていたら貼りやすいようにおさえてあげるなど、自然と発生する助け合いと優しさに成長を感じました。
まずは計画書を参考に何を作るか話し合い、作るものを周知してから作業に取り掛かりました。最初は興奮状態だったこともあり、あれもこれもと材料を抱えて持って行ったり、自分の思い通りに進めようとして仲間が戸惑うなど小さなトラブルもありました。けれど回数を重ねると「この箱ちょうどいいんじゃない?」「いいね!」、「キャップ何個必要?」「僕が持ってくる!」と、みんなで探したり分担していたりと仲間を意識した姿が見られるようになりました。
作り進めるほど、私たちも感心する様なアイディアがどんどん出てきて子どもたちの想像力と行動力には驚かされました。こちらは、牛小屋チーム。カラーポリ袋を草に見立てて丈夫な芝生をつくっていました。
こちらはお風呂チーム。「先生、みてみてー!」と見せてくれたのは給湯器リモコン。あついおゆ、みず、おいたきボタンがついていました。お家でよく見ているんですね。②に続く