練習の後に、自分の頑張ったところや、友だちの良かったところを話す時間をつくっています。「〇〇くんが声が大きかったです。」と発表してくれる子や、「〇〇ちゃんが台詞を教えてくれて嬉しかったです。」というお話もありました。
“〇〇くんのお陰でお友だちが助かったよ” “〇〇ちゃんのおかげでみんなも大きな声になったね”など、一人ひとりに大切な役割があること、そして、それは誰かの役に立っていることが伝わるように、この時間を使って話しています。
劇の練習を通して、一人ではなくみんなでセリフを繋なげることで劇が成り立つこと、そして一人ではなくみんなで声を揃えるからこそ、より大きな声を客席に届けられることを知り、集団を意識できるようになってきました。
自分だけ褒められたい、1番になりたいという気持ちではなく、立ち位置が分からず困っている子や、台詞が出ない子に自ら気付くことができるようになってきました。
台詞を教えてあげたり、立ち位置を教えてあげたり、練習後に優しく声を掛けたりと、温かい思いやりが様々な場面で見られました。
相手の気持ちを汲み取って言葉を選んだり、接し方を変えたり、子どもなりに相手の気持ちを考えて行動していることが分かり、とても嬉しく思いました。いよいよ4日(金)は発表会です。保護者の方にとっても、子どもたちにとっても、心に残る素敵な一日になりますように。