さあ、いよいよ本格的に練習開始です!そんなつき組さんに、発表会ミッション始動!7色の虹を目指して、毎日練習に励みました。
ひとつひとつミッションをクリアしていく中で、いつのまにか芽生えていた思いやりや助け合い。立ち位置を教えてあげたり、セリフが出てこない子にそっと声をかけたり、セリフの動きを一緒に悩んで考えたり・・・子ども同士の繋がりが、劇をよりよいものへと変えていきました。保育者がセリフや動きを間違えてしまっても、明るく教えてくれた子どもたち。つき組のみんな、本当に優しいんです。
自分の出番ではなくても、舞台で頑張っている友だちに向ける眼差しや元気いっぱいに歌う姿はとても素敵です。
どんどん形になっていく劇。見せ合いっこをしていいところを伝えあう時間は、子どもたちの刺激になりました。
苦手な分野は、ゲーム感覚で楽しみながら身につけました。こちらは「セリフ爆弾ゲーム」の様子です。これまでセリフが何度も止まってしまうことで劇が成り立たず、練習が憂鬱になってしまっていたつき組さん。ゲームが始まると、楽しさと緊張感が入り混じり自然とテンポが良くなりました。
爆発を逃れ、大喜び!「大きな声」「振りをつける」などレベルをあげながら楽しみました。セリフやタイミングを覚えきれていなかった子や、自信がなかった子も、随分と上達しました。テンポが良くなることで劇を作り上げている実感が湧き、自信がついたことで劇の楽しさを知ったつき組さん。子どもたちの可能性を感じました。
練習を頑張ると増えていく虹の色。一色一色が喜びと自信になりました。
練習外でも、役の名前で挨拶をしていたり、外遊びをしていると「ちゅーたさんが走ってる!」「かべさんがブランコしてるよ!」と子ども同士で嬉しそうに反応していたり、日差しが強い日には「おひさまの3人が頑張ってるね!」と会話をしていたり、雲に覆われ天気が悪い日にはセリフにもある「おひさまー!おひさまー!」と空に向かって叫んでいたり・・・そんな姿が嬉しくてほっこりしました。保育室で練習中、かぜさんが表現していると、外から本当に風が吹いてきたときには大興奮でした。劇はすっかり子どもたちの一部となっていました。
やるときはやる、遊ぶときはとことん遊ぶ!練習を頑張った後の外遊びは格別です。
➂につづく