
つき組
お馬さんに会いに行ったよ!
2023年01月31日
最近、年長さんで楽しみにしている氷づくり。毎朝登園すると「今日はどうかな?」「あー、今日は凍らなかったね。」と靴を脱ぐ前に氷の状態を確認するのがみんなの日課です。この日は法政大学の馬術部へ散歩の日。「先生、みて!」「私の可愛いでしょ~♪」「もこもこだから触ってみて!」とるんるんで上着を持って登園してきた子どもたちでした。上着が必要なほど厳しい寒さだったこの日、ついに氷が凍っていました!念願の氷に声を挙げて大興奮の子どもたち、寒さなんて忘れて氷に夢中でした。
1月の始業式の日からこの日を待ちわびていた子どもたち。
にじ組さんと一緒にバスに揺られてあっという間に到着!法政大学の広いサッカーコートが見えると、サッカー大会に向けて練習真っ最中の子どもたちは「ひろーい!」「すごーい!」「芝生じゃん!」と大興奮でした。その先で出迎えてくれたのはお馬さんと学生さん。お約束事を聞いて、いよいよ馬舎の見学です!
恐る恐る進むとお馬さんがずらり。みんなに会えることを待ちわびていたかのように顔をのぞかせていたお馬さんに、みんなきょろきょろ釘付けでした。
最初はお馬さんの側に行くと圧倒されていましたが、「お馬さんはどうやって寝ると思う?」などクイズ形式でお馬さんについて教えてもらうと興味がわいてきた子どもたち。
「こっちだよー!」と手を振ったり、「〇〇ちゃんって言うんだって!」「先生!なんて書いてあるの?」と名前などが記されているボードを読んでもっと知りたくなったりと、すぐにお馬さんとの距離が縮まっていました。子どもたちが横に動くと一緒になって動いてくれたお馬さん、「おにごっこしてるみたい!」と一緒に遊んでいるような光景が可愛かったです!
続いては、お外で走っているお馬さんも見せてくれました。みんなの手前を走るたびに、声を挙げていた子どもたち!お馬さんと乗馬する学生さんのカッコよさに、保育者も一緒になって盛り上がりました。「先生!パカラッパカラッって聞こえた!」と足音もよく聞こえて嬉しそうでした。
そして、楽しみにしていた餌やりです!大きいお馬さんは餌が入ったバケツを近づけて、小さいお馬さんには自分の手で、餌やりをさせてもらいました。
怖がっていた子もいましたが、顔の側にいるお馬さんに圧倒されながらも餌をあげることができました。「わー!なめられたー!!」と嬉しそうに反応する子が多くいて、楽しく貴重な体験になったようです。
最後は、お馬さんについて気になること・知りたいことに学生さんが答えてくれました。
「お馬さんはどこからきたの?」
「どうしてしっぽがついているの?」
「どうしてニンジンが好きなの?」
と次々と手を挙げる子どもたち。お馬さんについて少し賢くなれました。中には「楽しかったです。」と感想を伝えてくれる子もいました。
初めての場所、貴重な経験に大満足のつき組さんでした!子どもたちの反応にはいつも嬉しくなります。ひさしぶりのおでかけ楽しかったね!
馬術部の皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
年神様がやってきた!
2023年01月23日
3学期初のイベントは餅つきと鏡餅づくり!
登園するとお部屋まで漂う煙のにおいに、「もちつきはやくやりたい!」と期待を膨らませる子どもたちでした。
トップバッターはつき組さん!「1,2,3,4,5!」と一人5回ずつ餅をつきました。見守るみんなの掛け声がパワーとなり、重たい杵も自分の力で持ち上げて、大切に大切にお餅をついていました。餅つき後、子どもたちに感想を聞くと「楽勝だった!」ようです。さすが年長さん!
「つぶつぶがなくなったかな?」
みんなが一生懸命ついたお餅に興味津々の子どもたち。理事長先生がお餅をびよーんとのばして見せてくれると、「わー!」「お餅だー!」と大興奮でした。この後の鏡餅づくりに期待が高まります。
保育室に戻ると早速飾りづくりスタート!今年も年長児が年少・中クラスの鏡餅を手作りし届けに行きます。つき組の担当は、つき組、うさぎ組、さくら組。橙・四方紅・御幣グループに分かれて3クラス分の飾りつけを製作しました。「鏡餅いつ届くかな?」と楽しみにしながら各グループ頑張って作っていました。
翌日、鏡餅がお部屋に届くと「触ってもいい?」と興味津々!「白い粉がついてる!」「かちこちだ!」「これ食べれるの?」となでたり、つんつんしたり、持ち上げたりと一人ずつ鏡餅に触れてみました。なかなかできない経験に嬉しそうでした。
さあ、いよいよ鏡餅を完成させます!それぞれ担当した飾りを順番に飾っていきました。少しずつ仕上がっていくたびに「わー!」「おー!」と歓声が上がりました。ドキドキワクワクしながらみんなで完成を見守っていきます。
そしてついに最後の飾りつけ!慎重に飾る橙グループの様子を、「頑張れ・・・」「落っこちないようにね。」と真剣な眼差しで見守る子どもたち。ようやく3クラス分の鏡餅が完成すると「できたー!」と拍手が起こりました。年長児の役目ということで、達成感で満ち溢れている様子でした。
完成した鏡餅を大切に大切に運んで、うさぎ組とさくら組に届けに行きました。
みんなで声を揃えて「あけましておめでとうございます!」と元気いっぱいに新年の挨拶をして、鏡餅を手渡しました。うさぎ組には、「ハッピーニューイヤー!」とその日の英語教室で学んだ英語バージョンもお披露目しました!
また、鏡餅はどうして飾るの?どうして鏡餅って丸いの?と鏡餅の豆知識をクイズにして伝えました。どのクイズも声を揃えて得意げに答えを教えてくれたつき組さん。うさぎ組、さくら組の子ども達も興味津々に参加していました!短い時間ですが、交流を楽しむことができました。「飾っておくね!」と喜んでくれた姿に大満足の様子で、お部屋に戻ったつき組さんです。
鏡餅を飾って一週間後、鏡開きの意味や由来を伝え、みんなで鏡開きをしました。鏡餅を毎日眺めていたつき組さん。日に日にひび割れしていく鏡餅をみて、「年神様がきたってことじゃない?!」「年神様がいっぱい食べてる!!」と教えてくれた子どもたちの発想が可愛くてほっこりしました。つき組にも年神様が訪れたようです。そんな年神様から力をわけてもらうため、年神様の大好きなお餅を一生懸命木づちで割りました!
さすが年長さんの力!いい音と共に砕け散るお餅にみんな声を挙げて大興奮でした。最後はみんなで割れたお餅に触れて、年神様から力をもらえたね!と大満足の様子でした。まだまだ割りたくて、気付いたらみんなで、残ったお餅を拳で叩いていた姿が微笑ましかったです。もちつき、鏡餅づくり、鏡開きを通して、友だちやクラスのみんなと日本のお正月文化に触れることができ、貴重な経験となったことと思います。
2カ月ぶりに全員が揃った餅つきの日は、「20人そろったー!」とみんなで大盛り上がりでした。全員が揃う日を待ちわびていた子どもたち。つき組みんなで過ごせる時間を大切にする様子が伺えて、みんなの気持ちがとても嬉しいです。3学期も年神様に見守られながら、みんなで元気いっぱいに過ごせたらと思います!
今年も子どもたちに笑顔と幸せが訪れますように・・・!
2学期も楽しかったね★
2022年12月28日
運動会、遠足、芋掘り、焼き芋パーティー、発表会、クリスマス会・・・楽しいこと盛りだくさんだった2学期。様々な経験を通して心も身体も強くなり、クラスの絆がぐっと深まった2学期でした。
特に、子どもたちを大きく変えたのは運動会と発表会。“つきつきぱわー”で大変だったことも、楽しいことも、嬉しいこともみんなで一緒に乗り越えてきました。
運動会、発表会を経て子ども同士の信頼や仲が深まると、子ども同士の関わりに変化が見られました。これまで保育者が促していたことも「(長い針が)5になったよー!」「ほんとだ!お片づけだ!」と子ども同士で呼び掛け合い行動したり、当番活動がお休みの時は「○○くんとお掃除してくる!」と自主的に掃除を始めたり、何も言わなくても友だちと一緒に整理整頓をする子がいたり、子ども主体となって行動する姿がみられ成長を感じました。
また、遊び方にも変化が見られました。友だちと協力して一つの物をつくりあげることを楽しみ、遊びの輪が広がりました。積み木を使った家づくりがブームで、片付けの時間になると「先生、撮ってー!」がお決まり。最終的にはみんなが集まりハイ、チーズ!いつもこの光景が可愛いです。みんなで活動することや行動することの楽しさを知ったつき組さん。そんな姿に嬉しくなります。
2学期もたくさん遊んで、たくさん練習して、毎日お世話になったお部屋の大掃除!一人一枚雑巾を持って、隅々まで綺麗にしてくれました。「ここもだ!」と友だちと一緒にゲーム感覚で汚れを探す子や、窓掃除では向かいにいる友だちと同じ動きをして笑い合う姿がみられ楽しそうでした。いい気持ちで、3学期を迎えられそうです!
最後はみんなが楽しみにしていた床拭き競争!よーい、どんで大盛り上がりでした!
そして迎えた終業式。みんなの後ろ姿を見ていたら、2学期の思い出が走馬灯のように駆け巡り「楽しかったな…大きくなったな…あっという間に終わっちゃったな…」と嬉しさと寂しさで胸がいっぱいになりました。
終業式の後は、あいさつマスターの発表がありました。あいさつマスターの取り組みが始まってから、園庭やお部屋で明るく元気な挨拶が飛び交い、朝から元気をもらっています!クラスから3名の友だちが発表されると、「おー!」「すごーい!」と一緒に喜ぶ子どもたちの反応が素敵でした。
ごほうびをもらって嬉しそうなつき組さん、ハイチーズ!この笑顔が大好きです。
2学期、本当によく頑張りました!みんなの頑張る姿とたくさんの笑顔が嬉しかったです。
いよいよ3学期。20名の子どもたちと一日一日を大切に、充実した日々を送っていけたらと思います。保護者の皆様、たくさんのご理解ご協力ありがとうございました。
つきぐみのみんな、3学期会える日を楽しみにしているよ!
メリークリスマス🎄③
2022年12月20日
活動中、運ばれてきたのは待ちに待っていたクリスマスケーキ!
「え!いつ届いたの?!」「わー-い!」と声をそろえて大喜びでした。
クリスマスツリー帽子を被って、クリスマスソングを聴きながら、ちょっぴり電気も消したりして、大好きな友だちと食べるクリスマスケーキは格別でした。
一口食べると、「おいし~!」とにっこり。ほっぺたがおっこちるとはまさにこのことだろうな、と幸せそうでした。その可愛らしい笑顔がケーキのおいしさ・うれしさを物語っていました。
準備から当日までワクワク楽しかったクリスマス会!みんなの可愛い笑顔と嬉しそうに喜ぶ姿がたくさんみられて保育者も大満足です。サンタさんも嬉しかっただろうなあ・・・!メリークリスマス★
メリークリスマス🎄②
2022年12月20日
いよいよクリスマス会当日!
「クリスマス会楽しみだな~」「先生、ケーキが楽しみなんだよ!」とワクワクしながら朝の支度を進めていた子どもたち。手作りのクリスマスツリー帽子をかぶって、手作りのキャンドルを持つとテンションも上がります。テラスで待機していた子どもたち、まだかまだかとウキウキしていました。
真っ暗のホールに灯されるみんなのキャンドルがとても綺麗でした。キャンドルとクリスマスツリーのキラキラ光るライトで一気にクリスマスモードに!毎朝歌っていた「サンタがまちにやってくる」を歌ったり、先生のおたのしみ「大きなかぶ」をみたりと、楽しいひとときを過ごしました。
すると、どこからか鈴の音が・・・!どこだどこだ、とあたりを見渡す子どもたちが可愛かったです。みんなで元気よくサンタさんを呼びました。せーの「サンタさーん!!」
サンタさんが登場すると「わー!」と大歓声!待ちに待ったサンタさんに身を乗り出して大きく手を振る子どもたち。サンタさん、プレゼントをもってみんなに会いに来てくれました!
「好きなキャラクターはなんですか?」サンタさんがつき組の疑問に答えてくれました。
なんと、サンタさんの好きなキャラクターはドラえもん!11月のうたが「夢をかなえてドラえもん」だったこともあり、ドラえもんに親しみがあった子どもたち。目を丸くして反応していました。
最後はサンタさんとハイ、チーズ!サンタさんを目の前に嬉しそうでした♪
「プレゼントあるかな~?」とクリスマス会の余韻に浸りながら部屋へ戻ると、カーテンが締まっていました。もしかして・・・?!
「プレゼントだー!!」
プレゼントめがけて走り出す子どもたち。マスクをしていても伝わる熱気と喜びに、とても嬉しくなりました。
その後も「先生、みてみて!」「〇〇が入ってた!」「やったー!」としばらく興奮状態だったつき組さんでした。
まだまだお楽しみは続きます!
メリークリスマス🎄➀
2022年12月20日
発表会の余韻に浸っている子どもたちに、一通の手紙が届きました。
前日、にじ組さんから「サンタさんから手紙届いてない?!」と聞いた子どもたちは、「え!つき組にはないよ?!」と部屋中大探し。「つき組はこないね…」「先生!お外探してくる!」「明日届いてるかも!」と期待を膨らませていた翌日・・・登園すると手紙発見!!
興奮状態の子どもたちは、にじ組に即報告!「ねえねえ届いてたよ!」「なんか暗号が書いてあった!」と大盛り上がりでした。全クラスに暗号が書かれた手紙が届いていたようで、その文字をつなぎ合わせると幼稚園のポストに手紙がある、とのこと!その手紙には、“発表会見ていたよ”“みんなに会いに行くね”と嬉しいメッセージが書かれていて、「えー!」「やったー!」と顔を見合わせて喜んでいました。
クリスマス会がもっと楽しみになった子どもたち。クリスマス会に向けて、クリスマスミッション始動です!
まずはクリスマス会に欠かせない帽子をつくりました。折り紙で、サンタクロース、キャンディー、鈴に挑戦です。クリスマスツリーの飾りになるということで、いつもより丁寧に集中して折っていた子どもたち。鈴を折っていると、「なんか鈴の音が聞こえたかも!」と可愛い発言もありました。「お家でも折ったよ!」「折ってツリーに飾ったよ!」と伝えてくれた子もいて嬉しかったです。
次は、デカルコマニーという表現技法を使ってもみの木に光を灯しました。絵の具を直接紙にのせるのは初めてなので、みんな恐る恐る…楽しそうに模様をつけていました。パタンと閉じて広げると・・・
素敵な模様ができました!目をキラキラ輝かせて嬉しそうな子どもたち。みんなの反応がたまらないです。開かないとわからないドキドキが味わえる、二度と同じ模様ができない、誰とも模様が被らないのがデカルコマニーの醍醐味です。
3つのオーナメントを飾っていくと華やかなクリスマスツリーに大変身!最後に、グループのみんなで「せーの!」と声をそろえて飾った大きな星!世界に一つだけのクリスマスツリーができあがりました。お家でクリスマスツリーを飾ったよ!の声も多く、本物と同じような手順ということで大満足の様子でした。
クリスマス会では毎年年長さんがキャンドルをもってホールに入場します。年長ならではということで、ワクワクしながらカップに色付けしていました。
太陽の光が差すととても綺麗です!空にかざしたり、テラスに反射するカップの色に喜んだり、手にすると当日が待ち遠しくなりました。
2学期最後の英語教室では、クリスマスに関する単語やゲーム、読み聞かせを楽しみました。
準備やクリスマスに親しみ、クリスマス会がもっともっと楽しみになった1週間でした。準備万端です!
劇ができるまで 4
2022年12月02日
「つきつきぱわーでがんばるぞー!」「おー!」
発表会練習も、つき組お決まりの掛け声でみんなで頑張ってきました。
真っ白だった虹は、練習を頑張れば頑張るほど、できることが増えていけばいくほどカラフルに…!覚えるまで大変だったセリフや立ち位置、最初は恥ずかしくて不安で控えめだった表現や発声・・・そんな楽しいことばかりではなかった道のりも、7色の虹を目指しみんなで乗り越えてきました。
形になるまでは「嫌だな…」「また練習か…」と思っていた子も中にはいたかと思います。でも今では、練習後に「楽しかった!」とみんなで声をそろえて伝えてくれるくらい、自信もつき、劇を楽しむ子どもたちの姿に心から嬉しく思います。
こちらは総合練習のビデオを鑑賞している様子です。お客さん目線で自分たちの劇を楽しみながらも、うたに合わせて手拍子をしたり、口ずさんだりと楽しいひと時となりました。
良かったところを聞いてみるとクラスの半数が手を挙げ、個人やグループ、みんなに向けて伝えてくれました。友だちに褒められると恥ずかしそうに照れていたり、「あの子みたいになりたいな」と憧れを抱いたりと、友だちの意見が力になったことと思います。一方で、お客さんの立場になったら気づいた発見もありました。「大きく動かないと、誰が話しているかわからないね。」ともっと頑張ったほうがいいところや、「フィナーレが不安なの。」「自分の役のうたが聞こえなかった。」と自分の不安なところを打ち明けてくれた子も。良かったところだけでなく、よりよい劇にしていこうと声を挙げる子どもたちに感心しました。
そこで、本番までの残り1週間、よりよい劇にするため、役ごとに目標を話し合って決めました。
どれも劇を作り上げていくにあたって大切な、役の想いが詰まった素敵な目標です。目標達成を目指して残り少ない練習に取り組む子どもたち、確実にパワーアップしていました。子どもたちのみんなでつくりあげていこうとする姿勢に何度も胸がいっぱいになりました。
いよいよ明日は本番。運動会同様、練習後半は1日の終わりをこのカレンダーで締めくくりました。本番の日までにとっておこう!とみんなが待ち望んでいる“ロケット赤ベイマックス”シール。明日ゲットできるかな?
つき組みんなでつくってきた「ねずみのよめいり」。つき組らしい明るく賑やかな劇が完成しました!
当日に感じる緊張や不安もあるかと思いますが、最後まで楽しんで発表してほしいなと思います。
つき組みんなの想いが、届きますように。どうぞお楽しみください。
劇ができるまで 3
2022年12月02日
練習の息抜きにもなった大道具づくり。劇に必要な大道具も子どもたちで考えました。
みんなでもう一度絵本をよく見てみると、「山ってないよね?」「おとうさんねずみが岩の上に立ってるよ!」と足りないものがたくさんでてきました。
そこで、絵本をヒントにグループで劇に必要な道具を話し合い、発表しました。「○○もあったよ!」「確かに必要かも!」と、物語の内容を理解しているからこそ、どのグループも身を乗り出して話し合いを進めていました。また、ただ話し合いに参加するだけではなく「もうすぐ時間だ!」と声を掛けたり、文字を教え合ったりと子ども主体となって進める姿が頼もしかったです。
それぞれのグループの発表を聞いて、「同じだ!」「やっぱり必要だよね!」と子どもたち。そこで、同じ意見が出ていた岩と山、そして反応が多かった壁(お屋敷)をつくることにしました。大道具づくりがもっと楽しみになったようです。
おひさま、くもさん、かぜさん、かべさんに欠かせない大きな山は、みんなの手で大胆に仕上げました。絵の具の感触が気持ちよくて、汚れも気にせず色の混ざりを楽しんでいた子どもたち。楽しい!もっとやりたい!とみんな夢中でした。
手の平を絵の具だらけにするだけで、キャーキャーと大喜びでした!
物語に欠かせないお屋敷やねずみさんの岩も、みんなで丁寧に仕上げました!完成すると「おおー!」と大歓声。ただ大道具を作るだけではなく、自分たちで話し合って決まった大道具を作ることで楽しさも、達成感も倍増です!
自分たちでつくった大道具を使って練習すると、なんだかワクワク!以前よりお話の世界に入り、役になりきろうとする姿勢が強くなったように感じます。ぜひ、大道具にも注目してみてください!
➃につづく
劇ができるまで 2
2022年12月02日
さあ、いよいよ本格的に練習開始です!そんなつき組さんに、発表会ミッション始動!7色の虹を目指して、毎日練習に励みました。
ひとつひとつミッションをクリアしていく中で、いつのまにか芽生えていた思いやりや助け合い。立ち位置を教えてあげたり、セリフが出てこない子にそっと声をかけたり、セリフの動きを一緒に悩んで考えたり・・・子ども同士の繋がりが、劇をよりよいものへと変えていきました。保育者がセリフや動きを間違えてしまっても、明るく教えてくれた子どもたち。つき組のみんな、本当に優しいんです。
自分の出番ではなくても、舞台で頑張っている友だちに向ける眼差しや元気いっぱいに歌う姿はとても素敵です。
どんどん形になっていく劇。見せ合いっこをしていいところを伝えあう時間は、子どもたちの刺激になりました。
苦手な分野は、ゲーム感覚で楽しみながら身につけました。こちらは「セリフ爆弾ゲーム」の様子です。これまでセリフが何度も止まってしまうことで劇が成り立たず、練習が憂鬱になってしまっていたつき組さん。ゲームが始まると、楽しさと緊張感が入り混じり自然とテンポが良くなりました。
爆発を逃れ、大喜び!「大きな声」「振りをつける」などレベルをあげながら楽しみました。セリフやタイミングを覚えきれていなかった子や、自信がなかった子も、随分と上達しました。テンポが良くなることで劇を作り上げている実感が湧き、自信がついたことで劇の楽しさを知ったつき組さん。子どもたちの可能性を感じました。
練習を頑張ると増えていく虹の色。一色一色が喜びと自信になりました。
練習外でも、役の名前で挨拶をしていたり、外遊びをしていると「ちゅーたさんが走ってる!」「かべさんがブランコしてるよ!」と子ども同士で嬉しそうに反応していたり、日差しが強い日には「おひさまの3人が頑張ってるね!」と会話をしていたり、雲に覆われ天気が悪い日にはセリフにもある「おひさまー!おひさまー!」と空に向かって叫んでいたり・・・そんな姿が嬉しくてほっこりしました。保育室で練習中、かぜさんが表現していると、外から本当に風が吹いてきたときには大興奮でした。劇はすっかり子どもたちの一部となっていました。
やるときはやる、遊ぶときはとことん遊ぶ!練習を頑張った後の外遊びは格別です。
➂につづく
劇ができるまで 1
2022年12月02日
つき組の劇は「ねずみのよめいり」です。
運動会を終えると、「発表会は何やるの?!」「教えて教えて!」と子どもたち。興味を抱いたところで、劇の題名・内容はふせて、劇中歌を流し、どんな役が出てきたか・どんなお話だと思うか当てっこゲームをしました。すると、実際に出てくる「ちゅうこ」「ちゅうた」「ねずみ」「くも」「おひさま」の他に「くま!」「忍者がでてきた気がする!」と大賑わい。どんな劇になるのかワクワクしながら、劇づくりがはじまりました…!
絵本を読んで内容を知り、劇中歌を口ずさむようになった頃。みんなでオープニングの振り付けを考えました。“ちゅうちゅうちゅう”ってこうかな?
“でておいで”は、こうすれば呼んでるみたいじゃない?
と次々と挙がる子どもたちの意見。みんなの意見を繋いでできた1曲、お気に入りの曲になりました。
そこで、役ごとに各々の曲の振り付けを考え話し合いました。オープニングでは保育者を中心に子どもたちの意見をまとめて完成させましたが、今度は自分たちで振り決めに挑戦です!
意見がいくつかでた時、先生はどう提案していたかな?
その意見がいいな、と思った時、先生はなんて言っていたかな?
などなど、オープニングでの話し合いを振り返りながら、話し合いのコツを確認しました。
話し合いを始めると、部屋中「いいね!」の声で溢れていました。一人では思い浮かばない考えや動きも、仲間が集まれば「これはどう?」「それとそれ合体してみようか!」と形になっていきました。完成すると「通してみようよ!」と自然と立ちあがり、踊りきると顔を見合わせてにっこり。その表情は達成感で満ち溢れていました。
他のグループはどんな踊りになったんだろう?と興味津々。お披露目会です!発表の立場になるとどの子もドキドキしていましたが、見ている友だちが見よう見まねで踊っていたり、「歌詞と合ってる!」と褒めてくれたりと、友だちの反応が自信になりました。
年少、年中と発表会を経験し、最後の集大成。みんなでセリフを繋げて、みんなで歌を歌って、みんなが動いて一つの劇が完成します。歌の踊りが決まったところで、劇に欠かせないのがセリフ!念願の台本を手にすると、「よっしゃー!」「わー-!」と目をキラキラ輝かせてページをめくっていました。
ページをめくると、一人一人に与えられたセリフがずらり。みんなでセリフを読み上げながら自分のセリフに色を付けました。
1日1日、セリフの読み合わせをするたびに、覚えたセリフが増えていたり、合図をださなくても自分で言えたり、友だちの分まで覚えていたりと、一人一ひとりの成長に驚きと喜びを感じる日々でした。
「先生、台本読んでもいい?」
「台本持ち帰ってもいい?」
「お家で読んできたよ!」
練習が始まって1週間、そんな声も増えてきました。少しずつ劇が身近になってきたようです。
2につづく
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